原因・機序 CVカテーテル先端が壁当たりしていると、造影CTで造影剤を急速注入した際に血管外漏出となることがある。 カテーテル先端が細い分枝に迷入するか血管壁へ接触していることで、浸透圧の差やカテーテル先端の機械的刺激と […]
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ミッドラインカテーテルとは?
2021年12月18日投稿 m3.comに、先日、「PICCとミッドライン、短期留置ではどちらが安全?」のタイトルで海外ジャーナルの紹介がありました(Swaminathan L, et al. Safety and Ou […]
24. 体内遺残
原因・機序 金属針で穿刺後、穿刺針先端にガイドワイヤーがひっかかり、無理に引き抜くことでガイドワイヤーが切断され迷入・遺残する。 ガイドワイヤーにカテーテルを通して留置する際、ガイドワイヤーの存在を失念し、ガイドワイヤー […]
25. 失血
原因・機序 カテーテルと輸液ラインの接続の外れ、三方活栓の長時間の開放、カテーテル自己(事故)抜去、カテーテル切断、カテーテル抜去後の止血不備や安静保持不足による持続的出血などにより、血液が体外へ流出する。 クランプの破 […]
26. 深部静脈血栓症
原因・機序 留置カテーテル周囲やカテーテルの挿入経路に血栓が形成される。 CVカテーテルによる機械的刺激や血管炎から血管内膜が障害され、サイトカイン放出、血液凝固システムの活性化によるフィブリン形成を経て血栓が形成され増 […]
令和3年度CVC基礎トレーニング報告
2021.11.2投稿 10/15に佐久総合病院佐久医療センターの初期研修医1年次14名を対象に、CVC基礎トレーニングを開催しました。当院では初期研修医対象のCVCトレーニングは2005年から開始しています。数年前から […]
佐久医療センター CVCマニュアル
佐久医療センター CVCマニュアルv2.0 佐久医療センター CVCマニュアルは、副院長、診療部長、医療安全管理室長、看護部長室、ICT、診療放射線技師、CVCに関与する主だった診療科医師をメンバーとするCVC管理委員会 […]
佐久医療センター 中心静脈カテーテル挿入・管理:看護基準
佐久医療センター 中心静脈カテーテル挿入・管理 看護基準 CVCの処置介助や管理に関して、看護部にはそれに特化したマニュアルが必要とされます。実際にはつねに参照するものではなく、あまり活用されないものかもしれませんが、何 […]
いろいろなマニュアル/ガイドライン
これまで公表されたCVCのマニュアル、ガイドライン、テキストでは、CVCの実施体制についてどのように記載されているでしょうか。以下、目についたガイドライン等とその抜粋/要約をあげました。 up to date https […]
エコーガイド下穿刺によるCVCとは
CVCとは CVC(Central Venous Catheterization;中心静脈カテーテル留置術)は、総合病院においてはごく一般的な医療処置でわれわれにとってはありふれたものですが、術前説明にうかがうと、たいて […]
27. 肺動脈損傷
原因・機序 Swan-Ganzカテーテル(肺動脈カテーテル)先端で肺動脈を損傷する。 肺動脈カテーテルのウェッジバルーンが肺動脈血管壁を圧損傷するか、肺動脈血流を途絶させる。 ウェッジバルーンを脱気したときに、先端が血管 […]
28. 真菌性眼内炎
原因・機序 CVカテーテル留置中に発生した播種性真菌症から眼内に真菌が感染する。 長期留置(数週間以上)で発生しやすい傾向にあるが、数日で発症する場合もある。 合併症が発生したことを示す所見 CVCの留置歴と先行する播種 […]
3. 説明と同意、術前診察
ポイント:IC(インフォームドコンセント;説明と同意)は同意の形成、マナーの問題、医療記録、紛争対策という意味だけでなく、CVCのパフォーマンス向上を促進するひとつの仕掛けである。 説明書・同意書 書式例 CVCのICで […]
5. 体位取り、プレスキャン
ポイント:CVC実施中の体位はTrendelenburg体位にこだわる必然性はない。 体位取りの考え方と方法 CVC実施中の体位は、上半身からのアプローチであれば血管の拡張と空気塞栓予防目的で15°程度の頭低位・骨盤高位 […]
11. ガイドワイヤー挿入
ポイント:ガイドワイヤーを確実に挿入・留置することがセルジンガー法によるCVCの最重要ポイントである。 ガイドワイヤーの挿入手順 COVIDIEN SMACプラス マイクロニードルキットでは、スライダーに格 […]
12. ダイレータ挿入
ポイント:安全なダイレータ挿入は、勢いよく挿入しない、深く挿入しない、穿刺時と同じ角度と方向で、ガイドワイヤーを頻回に動かす。透視下ならばより安全。 ダイレータの穿通力・危険性 ダイレータはガイドワイヤーを […]
13. カテーテル挿入
ポイント:カテーテル先端の位置決めは、合併症予防において重大な意味を持つ。 カテーテルの挿入法とガイドワイヤー遺残の防止法 カテーテルはダイレータ同様、ガイドワイヤーをループ状にして挿入部を圧迫しながら挿入 […]
14. 固定・ドレシング
ポイント:固定・ドレシングでもいくつかの工夫の余地がある 固定具の適正な装着法 カテーテルを挿入後、カテーテルと皮膚を専用の固定具を使用して縫合固定します。この固定具をしっかりはめ込むのはややデリケートな操作が必要です。 […]
透析用カテーテルの留置
非カフ型透析用カテーテル(ブラッドアクセスカテーテル、ショルドンカテーテル、FDL;flexible double lumen catheter)の留置はCVC類似処置ですが、体外循環をするためカテーテル径が太いという特 […]
CVCトレーニング コンセプト
CVCの研修教育をどのように企画し開催していったらいいかは、悩ましいところです。蘇生法のようなauthorizeされた標準的な教育方法が確立していないCVCでは、丸投げするトレーニングサイトもなく、各々の施設の事情に合わ […]
CVC基礎トレーニング
佐久総合病院では、CVC基礎トレーニングは2005年から開始しています。2021年度現在で、29回開催しています。受講者はおもに初期研修医ですが、他院からの希望者・視察者も受け入れたことがあります。CVC実施の手順、合併 […]
CVCアドバンスト・トレーニング
CVCアドバンスト・トレーニングではエコーガイド下穿刺のテクニックを中心とした内容を柱に解説しています。エコーガイド下穿刺を適用するにあたっては、1.描出・穿刺テクニック、2.穿刺部位、3.デバイスの3つのカテゴリーと、 […]
CVC実践トレーニング
実践トレーニングは基礎トレーニングを受講し基準に達した者のうち、認定医を目指してエコーガイド下穿刺を臨床実践していく意思のある者に対して行う実地トレーニングのプログラムです。独り立ちできるようになるまで認定医が10~20 […]