臨床コースは基礎コース、上級コースを受講し基準に達した者のうち、実際にエコーガイド下穿刺を実践していく意思のある者に対して行う実地トレーニングのプログラムです。独り立ちできるようになるまで指導者が10~20例スーパーバイズすればよいのではと考えます。設定は以下のようにしています。

  1. 実際の患者に対して安全確実にCVCを実践できるようになることを目標とする。
  2. 指導者とともに実施することをあらかじめ患者に了解を取る。承諾が得られない場合は実施しない。
  3. 指導医と研修生で実施する。
  4. 指導医とともに準備から始め、徐々に穿刺までを実習する。
  5. ひととおりできるようになれば指導医はチェックリストで手順と手技をチェックする。
  6. 評価を研修生にフィードバックする。実施中の動画を見せることも有用。
  7. ある段階でチェックリストを用いた修了試験を行い、合格すれば単独術者として認定する。

チェックリストの参考例を提示します。

novellus

 

 

短軸像穿刺のトレーニングの場合、穿刺針を画像上に見失わないで連続的ないし断続的に目標静脈まで誘導していくことにどうしてもハードルがあります。それはプローブ操作の非利き手と穿刺の利き手のコンビネーションを構成することに習熟が必要だからです。初心者の一般的な傾向としては、エコービームを抜けた向こう側に穿刺針先端が行きやすく、先端を誘導できないまま知らないうちに深い穿刺になっているという状態になりやすいことです。これを適正な状態に修正していくのに、最初はプローブをインストラクターも持って、動きをアシストするのがよいでしょう。回数を重ねるごとにアシストの濃度を薄くしていきます。

 

 

エコーガイド下穿刺のキーワードは「穿刺針先端」です。穿刺針先端を見失わずに誘導すること、これがきちんとできているかどうかが、路上教習の合否判定基準です!