原因・機序

  • カテーテルと輸液ラインの接続の外れ、三方活栓の長時間の開放、カテーテル自己(事故)抜去、カテーテル切断、カテーテル抜去後の止血不備や安静保持不足による持続的出血などにより、血液が体外へ流出する。
  • 抗凝固療法、抗血小板剤内服、出血傾向などがあるとカテーテル抜去後の止血が不完全になりやすい。

合併症が発生したことを示す所見

  • 患者周辺に血液の貯留がみられる。
  • 動脈触知不良、低血圧、頻脈、皮膚・眼瞼結膜蒼白、チアノーゼ、Hb低下、CRT;capillary refilling timeの2秒以上延長、など失血に伴う症状が現れる。

鑑別・検査

  • 生体モニター、血液データ

起こりうる臨床経過

  • 出血性ショック(循環血液量減少性ショック)、失血死

対処・拡大防止措置

  • 発見後ただちに三方活栓を締める、カテーテルを抜去し圧迫するなどの手段で失血を止める。
  • バイタルサインを確認する。
  • 緊急コールを実行する。
  • 血液検査を実施し出血の程度を推定する。
  • 輸液を負荷し、多量出血であれば必要量の輸血を考慮する。

合併症の重篤度

  • 5:死亡する確率が多分10%以上

予防法

  • ラインの接続部は外れないように工夫する。
  • ロック式の接続にする。
  • 不穏患者、意識障害患者、指示に従いにくい患者は特に注意する。
  • 閉鎖式回路を使用する。
  • ラインの定期的なチェックを実施する。
  • 抗凝固療法、抗血小板剤内服、出血傾向などの情報はあらかじめ検索しておく。

院内準備体制

  • CVライン管理の看護教育の実施。
  • 院内急変対応システムが常時稼働していること。